2016年12月8日木曜日

emacsのfollow-modeが凄まじく便利!!

ここのところTeXはTeXPadひとすじになりつつありましたが,プログラムするときはmiやAtomなどにちちら浮気していました。 しかし!最近emacsでfollow-modeというのを覚えてから,すっかりemacsに戻りつつあります。
一つのファイルを横に分割した画面で表示させ,スクロールを追従させるモードで,ワイドなディスプレイを有効活用できます。

方法は,
C-x 3
で横分割しておいて,
M-x follow-mode
でオンオフできます! コードを見渡せるのですごく便利です。



再びemacs一筋の生活に戻ってしまいそうです。

emacsは独特の使い方があるので,なれないと不便に感じる方もいらっしゃるみたいですが,私は学生時代はメールもMuleでMewで読み書きしていたくらいですので,emacsにはまったく抵抗がありません。
(っていうかそもそも電子メールとの出会いがMewでした。)



2016年10月8日土曜日

TeXの小技: ゴシックで本文を書き,太字で強調するために(MacOSX El Capitan + FinkからTeXLive2016へ)

finkのTeXLive2014からTeXLive2016へ移行させようと思って手こずりました。

TeXで文章を書くとき,日本語フォントは明朝体になります。
文書全体をゴシックで書くと,ボールドで強調したいときにも同じゴシックになってしまいます。
(詳しいことはTeXの書籍を。。。)
まず,全体をゴシックにするコマンドは,
\renewcommand{\kanjifamilydefault}{\gtdefault}
見出しのような強調部分を太字ゴシックにするためには,たとえば以下のようにします。
{\gtfamily\bfseries 【研究目的】}
でも,結局これでは太字ゴシックになってくれません。

これを回避するためにはpdfファイルを作る際にotfフォントを埋め込めば大丈夫。
プリアンブルで,
\usepackage[deluxe]{otf}
と指定すれば基本的には大丈夫なはず。
しかし,実はこれだけでは思ったような太字ゴシックになりませんでした。

そこで,ヒラギノを埋めこもうと思い立ちました。
これが再び重いコンダラとなってしまいました。。。

この時点で私の環境は,El CapitanでfinkでインストールされたTeXLive2014でした。
TeXWikiを見てみると,El Capitanではフォントのインストールされた場所の関係でうまくヒラギノが埋め込めない。。。
TeXLive 2015以降で使えるはずのcjk-gs-integrate.plというパールスクリプとが使えないためです。 
なんとか手動でシンボリックリンクを貼ろうと頑張ってみましたが,結果無理でした。
FinkがTeXLive2016を採用するのが早いか,私が自分でコンダラ引くのが早いか。。。

理論的にはfinkのTeXLiveを削除して,MacTeXをインストールすればいいだけなので,思い切ってTeXLive2016をインストールしてみました。
finkのTeX関連PATHが悪さをするだろうことはわかりきっていたのですが。。。

========

まず,Ghostscriptのバージョンを確認。
finkもTeXLive2016も9.19なので,いけそうです。
古いtexlive2014を削除します。

$ sudo fink remove -r texlive-base texlive-nox texlive-nox-base texlive-texmf

たぶんこれで大丈夫。
つづいて,MacTeX.pkgをダウンロードしてインストール。
古巣のRIKENからダウンロードしました。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけでとりあえずインストールできたように見えました。
その後,一旦ログアウトし,再度ログイン。
これでPATHが通ります。

MBP15:~ yishii$ echo $PATH
/Users/yishii/Apps/root/bin:/bin:/sw/bin:/sw/sbin:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin:/opt/X11/bin:/Library/TeX/texbin

MBP15:~ yishii$ 

/Library/TeX/texbinにパスが通っていれば大丈夫です。

その後,TeX WikiのMacTeXのページの通りに進めるのですが,ヒラギノの埋め込みはうまくいきません。

$ sudo kanji-config-updmap-sys hiragino-elcapitan
hiragino-elcapitan not available, falling back to auto!

と怒られます。
いろいろログを見ていると,kpsewhichがうまく動いていないことが原因らしい。
おそらく,古いkpsewhichが残っているのだろうと思い,調べてみると,

$ which kpsewhich
/sw/bin/kpsewhich

予想通りです。
あせらずさわがず,

$ sudo mv /sw/bin/kpsewhich /sw/bin/kpsewhichold

と逃がして,もう一度確認。

$ which kpsewhich
/Library/TeX/texbin/kpsewhich

成功です。
はじめに戻ってサイト通り設定すると,無事ヒラギノを埋め込むことに成功しました。


2016年9月15日木曜日

TexpadのTypesetでちょっと焦る

Texpadを使っています。
日本語の文章を書く時なぜか急にうまくいかなくなることがあります。
キーボードショートカットでCommand + S,Command + Tを脊椎反射で実行しているのでどんなコマンドが動いているかあまり意識しないのですが,たま〜〜に突然大量のエラーを吐いてTypesetできなくなることがあります。
ログを読むと,jarticleがなんとかかんとか。。。
原因は,platexを実行すべきところをXeLaTeXが実行されてしまうため。

Texpadをデフォルトのままで使っていると,Auto-senseとかいってTypesetに使うコマンドを自動的に選んでくれるのですが,まれに間違えてしまうみたいです。



これをマニュアルになおして,platex + dvipdfmxでタイプセットするように明示すると,うまくいきます。



はじめて体験した時はかなり焦ったw
自動っていうのはいいことないなあ。。。

2016年9月14日水曜日

TeXでpdfファイルを貼り付けるために: xbbファイル作ったりSketchy Drawつかったり

TeXで文章を作る時,最近はLibreOfficeでepsファイルをつくって貼り付けることが多くなってきたのですが,それでも文字が思ったように配置されなかったりしてうまくいかないことも。。。
IllustratorがCCになってからTeXと相性のいいepsファイルをつくることが難しくなったので,困ってしまいます。

最近,そんな時のための裏技と表技を一つずつ身につけたのでメモしておきます。

まずは表技
普通にgraphicxをインクルードして,pdfファイルを貼り付ける。
まず,いつも通り

\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}

をプリアンブルに書いておいて,figure環境で



\begin{figure}[!h]
\begin{center}
\includegraphics[width=9cm,clip]{Fig1-4.pdf}
\caption{}
\end{center}
\end{figure}


みたいに書けばいいだけ。
だけど,xbb云々言われるので,

$ extractbb Fig1-4.pdf

とやってxbbファイルを作る。
するとFig1-4.xbbというファイルができて,無事にタイプセットできます。
illustratorCCで書き出したpdfファイルも貼り付けることができるので,多分これが正攻法です。

裏技

Sketchy Draw(スケッチ風ドロー)というアプリを使うとどんなファイルでもEPS化できます。
SketchyDrawのファイルに画像をコピペしてEPS形式でExportすればいいだけ。




こんな感じです,これが驚くほどTeXと相性がいいんです。
IllustratorのEPSがうまく貼れないときはこれで。

2016年8月10日水曜日

XQuartz -queryオプションで繋いだ時の切断について

XQuartz -query でLinuxにつないだ後,終了する際にXQuartzがうまく終了できない問題がありました。
ローカルでログインしている時のようにログアウトするとXQuartzがフリーズしてしまうのです。
killコマンドでやっつければいいのですが,あまりいい気分はしていませんでした。
[Ctrl]+[Alt]+[BS]でXの再起動も効かないのでしょうがないかなぁ,とは思っていたのですが,なんと,いろいろ古い書籍など当たっていたら,接続解除はXQuartzのメニューから「終了」を選べばいいみたいです!

でも,最近のVNCみたいに,Xを終了したように見せかけて実は裏で動いていたら嫌なので,wコマンドで確認してみました。

まずは,XQuartzでログインして,意味もなくたくさんターミナルを立ち上げます。
そのあと,Macのターミナルからsshでも接続。





そして,Mac側からXQuartzのメニューで終了を選び,切断。

その様子をssh接続したターミナルで見ると,



こんな感じ。
無事にログアウトできています。

よかったよかった。
これで,安心してLinuxマシンからキーボードとディスプレイを外せる。。。



2016年8月4日木曜日

LinuxでAgilentの82357Bを使うために part 3: 本編

それでは,まずfirmwareも何もしない状態で82357Bをusbポートに差し込みます。
lsusbしてみます。

Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 001 Device 002: ID 8087:0020 Intel Corp. Integrated Rate Matching Hub
Bus 002 Device 002: ID 8087:0020 Intel Corp. Integrated Rate Matching Hub
Bus 001 Device 003: ID 8086:0186 Intel Corp. WiMAX Connection 2400m
Bus 002 Device 003: ID 0957:0518 Agilent Technologies, Inc. 82357B GPIB Interface


きちんと82357BがBus 002にDevice 003,IDが0957:0518として認識されています。
(オレンジと赤の色は私がつけました。)
このBus番号とDevice番号を控えておきます。
ところが,この時にアダプタ本体を見てみると,FAILの赤いLEDが光っています。



suになって,gpib_common.koとagilent_82357a.koのモジュールを組み込みます。
ここで注意しないといけないのは,linux-gpibはカーネルが変わるたびにmakeし直さないといけないということです。そうでないと多分いろいろ面倒なことになります。
なので,カーネルをアップデートなりアップグレードなりしたら必ずlinux-gpibもmakeし直します。
なので,以下のカーネルバージョン番号も,今のカーネルバージョンに合わせて読み替える必要があります。


[root@gpibnote01 Downloads]# insmod /lib/modules/2.6.32-642.el6.i686/gpib/sys/gpib_common.ko 
[root@gpibnote01 Downloads]# insmod /lib/modules/2.6.32-642.el6.i686/gpib/agilent_82357a/agilent_82357a.ko 
[root@gpibnote01 Downloads]# 



dmesgしてみると,きちんと認識されています。


[root@gpibnote01 Downloads]# dmesg
*
*
(中略)
*
*
Linux-GPIB 4.0.3 Driver
agilent_82357a_gpib driver loading
usbcore: registered new interface driver agilent_82357a_gpib
gpib: registered agilent_82357a interface


でも,アダプタを見るとまだ赤いFAILが点灯しています。
lsmodしてみます。

[root@gpibnote01 Downloads]# lsmod | grep agilent
agilent_82357a         16562  0 
gpib_common            27244  1 agilent_82357a
[root@gpibnote01 Downloads]# 


それでは,さっきfirmwareをダウンロードして展開したディレクトリに移動します。

[root@gpibnote01 Downloads]# cd gpib_firmware-2008-08-10
[root@gpibnote01 gpib_firmware-2008-08-10]# ls
README  agilent_82357a  hp_82341  hp_82350a  ni_gpib_usb_b
[root@gpibnote01 gpib_firmware-2008-08-10]# 
[root@gpibnote01 gpib_firmware-2008-08-10]# cd agilent_82357a/

[root@gpibnote01 agilent_82357a]# ls

82357a_fw.hex  README~     lsusb_initial.txt   measat_releaseX1.8.hex

README         firmware.c  lsusb_postload.txt

[root@gpibnote01 agilent_82357a]# 


ここのREADMEを見てみると,やり方が書いてありました。


[root@gpibnote01 agilent_82357a]# cat README
The firmware files can be uploaded to your Agilent 82357A/B adapter
using fxload.  The 82357a_fw.hex file is for the 82357A and the
measat_releaseX1.8.hex file is for the 82357B.

There is apparently a bug in the 82357B firmware which causes the
first firmware upload to an 82357B to fail.  After the first
attempt, the device will disconnect then reconnect (with a
new address), but will still be in an uninitialized state with
device id 518.  Loading the firmware a second time will
cause the device to disconnect again, but this time it when
it comes back it will be fully functional with device id 718.
If you have your OS set up to
automatically load the firmware, you
won't notice this bug, since it will just cause the OS to
automatically load the firmware twice.


Examples:

fxload -D /proc/bus/usb/001/002 -I 82357a_fw.hex 

fxload -t fx2 -D /proc/bus/usb/001/003 -I measat_releaseX1.8.hex


Note the 82357B requires the "-t fx2" command line option of fxload.

If you wish for the firmware to be automatically loaded through hotplug, 
copy the firmware file to the /usr/share/usb/agilent_8237a/ directory
(or wherever the /etc/hotplug/usb/agilent_82357a script expects to find it).


なるほど,二回やらないといけないのですね。
ではまず一回目のfxloadをやってみます。
この時,lsusbで確認したBus番号とDevice番号を使うようにします。

[root@gpibnote01 agilent_82357a]# fxload -t fx2 -D /proc/bus/usb/002/003 -I measat_releaseX1.8.hex 

何も起こりません。しかしこの時,実際は一度引き抜かれてまた挿し直されたと勘違いしているみたいです。
dmesgしてみると,

usb 2-1.2: USB disconnect, device number 3
usb 2-1.2: new high speed USB device number 4 using ehci_hcd
usb 2-1.2: New USB device found, idVendor=0957, idProduct=0518
usb 2-1.2: New USB device strings: Mfr=0, Product=0, SerialNumber=0
usb 2-1.2: configuration #1 chosen from 1 choice


のように出ています。
ここでlsusbしてみると,device numberが一つ上がっています。

[root@gpibnote01 agilent_82357a]# lsusb
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 001 Device 002: ID 8087:0020 Intel Corp. Integrated Rate Matching Hub
Bus 002 Device 002: ID 8087:0020 Intel Corp. Integrated Rate Matching Hub
Bus 001 Device 003: ID 8086:0186 Intel Corp. WiMAX Connection 2400m
Bus 002 Device 004: ID 0957:0518 Agilent Technologies, Inc. 82357B GPIB Interface
[root@gpibnote01 agilent_82357a]# 


ここでもう一回fxloadでfirmwareをアップロードするのですが,この時Deviceが004に変わっていることに注意しないといけません。

[root@gpibnote01 agilent_82357a]# fxload -t fx2 -D /proc/bus/usb/002/004 -I measat_releaseX1.8.hex 
[root@gpibnote01 agilent_82357a]# 

ここで何か言われていたら,おそらくDevice番号を間違えているのだと思います。
うまくいっていれば何も返事がないはずです。
dmesgしてみると,

usb 2-1.2: USB disconnect, device number 4
usb 2-1.2: new high speed USB device number 5 using ehci_hcd
usb 2-1.2: New USB device found, idVendor=0957, idProduct=0718
usb 2-1.2: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=5
usb 2-1.2: Product: 82357B ()
usb 2-1.2: Manufacturer: Agilent Technologies, Inc.
usb 2-1.2: SerialNumber: MY49450481
usb 2-1.2: configuration #1 chosen from 1 choice
probe succeeded for path: usb-0000:00:1d.0-1.2
attached to bus interface 0, address 0xf33fa200
agilent_82357a_attach: attached

となって,またdevice number4が引っこ抜かれてdevice number5に変わっています。
ここで注目すべきは,idProductが0718に変わっているというところです。
ちなみに私はすでに/etc/gpib.configに記述がある上に,すでに一連の作業を終えているので,最後の二行のようにもう使える状態になっています。
そうでない場合は,/etc/gpib.confを適切に書き換えて,gpib_configコマンドを管理者権限で行います。
こうなると背面のLEDが緑色に点灯しています。




ibtestをして通信してみました。

[root@gpibnote01 agilent_82357a]# ibtest 
Do you wish to open a (d)evice or an interface (b)oard?
(you probably want to open a device): d
enter primary gpib address for device you wish to open [0-30]: 16
trying to open pad = 16 on /dev/gpib0 ...

: w
enter a string to send to your device: *idn?
sending string: *idn?

gpib status is: 
ibsta = 0x2100  < END CMPL >
iberr= 0

ibcnt = 6

: r
enter maximum number of bytes to read [1024]: 100
trying to read 100 bytes from device...
received string: 'LSCI,MODEL330,0,061694
'
Number of bytes read: 24
gpib status is: 
ibsta = 0x2100  < END CMPL >
iberr= 0

ibcnt = 24



*idn?と話しかけて,LSCI,MODEL330,0,061694とお返事をもらいました。









2016年8月3日水曜日

LinuxでAgilentの82357Bを使うために part 2: ファームウエアをダウンロード

前回のポストからかなりあいてしまいましたが,早くメモしておかないと自分が忘れそうなので。。。

とりあえず,まぁlinux-glibをインストールして,82357BをUSBポートに挿し,lsusbするとなんとなく見えているので,一見動くかのような期待を抱かされるのです。
しかし,実際は赤いLEDが点灯したままで,gpib-configしてlsmodしても全く読まれません。

linux-gpibのマニュアルを見ると,82357Bもしっかりsupported Hardwareとして載っているのですが,ドライバはagilent_82357a.koを使い,ボードタイプもagilent_82357aとして指定せよと。
さらによく読むと,


The Agilent 82357A and 82357B require a firmware upload (before gpib_config is run) to become functional after being plugged in. The linux-gpib tarball contains hotplug scripts for automatically running the fxload program to upload the firmware (and to run gpib_config after the firmware is uploaded). However, the actual firmware data itself must be obtained seperately, as part of the gpib_firmware tarball available from the Linux-GPIB home page (http://linux-gpib.sourceforge.net/).


とあります。
ですので,まずはLinux GPIBのウェブサイトからファームウエアをダウンロードします。

続きはまた後日。


2016年8月2日火曜日

電線の太さ,AWGとsqについて

いつもわからなくなるので,備忘録としてメモしておきます。


AWG 300.05 sq
AWG 280.08 sq
AWG 260.12 sq
AWG 240.2 sq
AWG 220.3 sq
AWG 200.5 sq
AWG 180.75 sq
AWG 161.25 sq
AWG 142 sq
AWG 123.5 sq
AWG 105.5 sq
AWG 88 sq
AWG 614 sq

正確には,AWG24,22,20がそれぞれ0.205,0.324,0.519 mm2となるそうです。

2016年5月30日月曜日

LinuxでAgilentの82357Bを使うために part 1: fxloadをmake

学生実験でAgilentの82357Bというusb-gpibアダプタを使おうと思い,つまずいたことをメモしておきます。

格安で有名なアダプターなので,誰かしらが使っているだろうと思っていたところから失敗。
まず,意外なことにLinux-GPIBが素直に対応していなかったので苦労。
ですが,どうやら82357Aと認識されて,その後にfirmwareをインストールすれば使える,という情報がありました。

そこで,まずfxloadをScientific Linux 6.5にインストール。
atrpmからyumでインストールできるはずということでしたが,失敗するのでRPMでインストールしようと試みますが,glibcのバージョンがうまくマッチせずインストールできず。


最終的に,ソースからmakeしたら一発でした。

続きは後日。

2016年4月20日水曜日

Xfceでtab補完が効かなかった(解決済み)

Xfceを使うようになってから,tab補完が効かなくて不便な思いをしていましたが,解決しました。
Xfceのバグだそうで,アプリケーションメニューのSettingsからウインドウマネージャーを選択し,『同じアプリケーションのウインドウの切り替え』をクリアしたらtab補完ができる
ようになりました。





ここが,もともとは<Super>tabとなっていたのですが,そもそも<Super>キーと組み合わせるキーボードショートカットが,tabキー単独でも動作してしまうためにtabキーが働かないように見えていたようです。

それにしても,今回のことでいかに自分がtabキーに依存していたかがよくわかりました。
cdするときも,ディレクトリがあるかないかも含めてtab打ちながら確かめていましたし,コマンドも最後まで打っていたとしても,スペルチェックの意味やスペースを入力する代わりにtabを入力するようなクセがついていました。

2016年3月28日月曜日

picocomが実行できない??->chmodで解決?いいのかな?

picocomで,usb接続したとある装置の状態を見たいのですが,なぜか実行しようとしたらpermission deniedというメッセージが。。。

dopiaza:dev yishii$ picocom -r -l /dev/tty.usbserial-FTFWC9UB 
-bash: /sw/bin/picocom: Permission denied


なんで?rootlessのせい?などと一瞬焦りましたが,ls -lしてみるとなんてことはない,なぜかパーミッションが変なことになっていました。



-rwxr-xr-x  1 root  admin    51944 10 14 05:26 pango-view
 
-rwxr-xr-x  1 root  admin     7303 12 11 17:57 pathsetup.sh 
-rw-r--r--  1 root  admin    43612 11 15 20:15 picocom 
-rwxr-xr-x  1 root  admin     1385 10  6 00:05 pkg-config 
-rwxr-xr-x  2 root  admin    41520 10  6 00:05 pkg-config.real 



不安になりながらもchmod a+xして,実行。

なんの問題もなく接続できました。
一般ユーザでも接続できるのはどうしてでしょう???


以前にポストしたように,接続はctrl+aに続いてctrl-xで切断できました。
/dev/tty以下がどのように割り当てられているは事前に要確認です。

2016年3月24日木曜日

OSX El Capitan ネットワークユーザでログインすると大量のsuggestdのエラーログ

OSX El CapitanにServerをインストールし,ネットワークユーザをつくってOpenDirectoryサービスとファイル共有サービスを起動し,実験室と居室の両方のMac上から同じアカウントでログインできるようにしています。

問題は,二秒おきにsugestdというアプリケーション(デーモン)が異常終了してしまうので大量にエラーログを吐くということ。






ネットでいろいろ調べてもよくわからない状態。
Apple Support Community で似たようなことを言っている人がいたので,一か八か以下のようにしてみた。


~/Library/Suggestions/以下のファイルおよびフォルダを全て一時的なディレクトリに移動する。

もともとあったものは以下の通り。



すると,すぐに以下のような新しいファイルができた。




以後,エラーログは出なくなった。
結果オーライ

Scientific Linux 7でXDMCPがうまく繋がらなかった->lightdmとXfceで解決

ScientificLinux7(CentOS7)からXDMCPに難があると話題になっています。
私もうかつに7にしてしまったためにはまりました。
結局,GNOMEが良くないらしいので,gdmをlightdmにして,window managerをXfceにすればいいということをgoogle先生から聞きました。

最近はパソコンのスペックが良くなってきたので,Xfceなんて使わなくてもサクサク動くので使わなくなっていました。
久しぶりのXfceとのご対面です。

lightdmとXfceはEPELのレポジトリからyumでインストールできるそうです。
もしepel-releaseがインストールされていなければインストールして,lightdmとxfceをインストールしました。

# yum install epel-release
# yum --enablerepo=epel install lightdm
# yum --enablerepo=epel groupinstall Xfce

/etc/lightdm/lightdm.confの内容を編集し,以下のように設定。



[XDMCPServer]
enabled=true


(enable=trueではないことに注意!!)
続いて,gdmを止めてlightdmを起動

# systemctl disable gdm
# systemctl enable lightdm

ここで再起動。
それ以外の設定はほとんどいじっていません。
(多分firewalldを止めるとか,SELinuxを止めるとか,そういう作業が必要だと思われます。私の環境では常に切ってあるので。もし止めるのが嫌なら177番ポートを開けてあげれば良いのか??)

macからのつなぎ方は,直接X,Xnest, Xephyrの三種類が考えられるみたいですが,全て試した感じでは直接Xが一番快適でした。
所詮はXephyrやXnestはXクライアントだから,なのでしょうか,もっさり感が否めません,これならVNCで十分です。

とりあえず,直接Xを起動するときに-queryオプションで起動。

真っ白で見づらいのですが,ログイン画面です。
ログインしてみます。

研究室のローカルネットの中なので,当たり前ですがローカルマシンのようにサクサク動いています。
macのメニューやドックがあるのが不思議な感じがしますが,快適です。
一点だけ問題があって,この状態でログアウトすると,Xquartsが固まり,強制終了が必要になります。
おそらく,Ctrl-Alt-BSでXを再起動しないといけないのに,Xquartsにそのショートカットがないのではないかと考えていますが。。。

将来的には,raspberry piみたいな貧弱なマシンで昔のX端末のようにchooserを使って他のLINUXマシンにXDMCP接続したいのですが,まだそこまで必要に迫られていないので。。。



2016年1月6日水曜日

Illustrator CCで描いたepsがTeXに貼り付けられない(解決済み)

表題の件はすでにいろいろな方が経験されていて解決している問題なのですが,個人的につまづいたところを整理。
現象としてはdviファイルはできているのにpdfに変換できない,というもの。
原因はdvipdfmx,というかGhostscriptの問題らしく,TeXLive2015ではもしかしたら大丈夫かもしれないとか思うのですが,私は最新版にこだわって重いコンダラを引くのも面倒になってきたので,現状でサクッとできる方法をメモ。

まずは環境ですが,

OS: Yosemite(El Capitanでも同様)
パッケージ管理: fink 0.39.1
texlive: 0.20140523-2
ghostscript: 9.16-1

Illustrator CCで保存する際にver. 8以下のフォーマットでepsを保存すればいいはずなのですが,私の環境ではうまくいかなくなってしまいました。
(ファイルのタイムスタンプから,夏まではできていたので,Ghostscriptのバージョンが変わったかなにかでうまくいかなくなってしまったと推測されます。)

ログです。

========
/sw/bin/platex -file-line-error -interaction=nonstopmode -synctex=1 -output-directory=/Users/<ファイルパス>/.texpadtmp <ファイル名>.tex

This is e-pTeX, Version 3.14159265-p3.5-130605-2.6 (utf8.euc) (TeX Live 2014/Fink) (preloaded format=platex)
 restricted \write18 enabled.
entering extended mode
(./<ファイル名>.tex

pLaTeX2e <2006/11/10> (based on LaTeX2e <2014/05/01> patch level 0)
中略
dvipdfmx:warning: Filtering file via command -->rungs -q -dNOPAUSE -dBATCH -dEPSCrop -sDEVICE=pdfwrite -dCompatibilityLevel=1.5 -dAutoFilterGrayImages=false -dGrayImageFilter=/FlateEncode -dAutoFilterColorImages=false -dColorImageFilter=/FlateEncode -sOutputFile='/var/folders/3l/4dj3vzjn6mq97gsknq04sq2m0000gn/T//dvipdfm-x.d512ee0af63d38f9300839cc052be47d' './B1Fig1_2.eps' -c quit<-- failed.
dvipdfmx:warning: Image format conversion for "./<図のファイル名>.eps" failed...
dvipdfmx:fatal: pdf_ref_obj(): passed invalid object.

Output file removed.

========

aiファイルを直接貼ることもできるらしいのですが,私の環境でためしたところ図の位置や大きさの調整がうまくいかない模様。
ここも,きっと重いコンダラを引けば解決しそうなのですが,易きに流れることにします。

解決策としては,inkscapeで一回aiファイルを開いた後,inkscapeでepsを保存します。
ずるいですが,それが一番ラクです。
っていうかなにも高価なIllustratorを使わないでそもそもinkscapeで絵を作ればいいのですが。。。