何度もやっているのでさらっとできると思い込んでいましたが,なんだかんだで5時間くらいかかってしまいました。
環境: Ubuntu 20.0405 LTS
GPIBアダプタ: NI USB HS+
まず,linux-gpibパッケージをインストール。
現時点でのバージョンはlinux-gpib-4.3.5。
ダウンロードして解凍すると,いままでと様子がちがう。。。。
新たにlinux-gpib-kernel−4.3.5.tar.gzとlinux-gpib-user-4.3.5.tar.gzという二つのファイルが現れた。
なんじゃこれと思いながら,まずは両方解凍。
READMEやらなにやら読むこと数分。
どうやらkernel関係のモジュールをmakeしたあとでuser以下の設定ファイル類をインストールするという手順らしい。
まずはkernel。
こちらは単にmakeしてsudo make installでオッケー。
次にuser。
linux-gpib-user-4.3.5ディレクトリに移動し,
$ ./configure --sysconfdir=/etc
$ make
$sudo make install
で完了。
次に,設定ファイル/etc/gpib.confを編集。
変えたのは一箇所だけ。
minor=0の次の行をboard_type = "ni_usb_b"になおすだけ。
ここにどんなtypeを入れればいいかは公式サイトに書いてある。
つづいて,groupの設定。
$ sudo groupadd gpib
でグループを作り,/etc/groupの最後の行に追加されたgpibの部分に以下のように自分のuser名を入れるだけ。
gpib:x:1001:<ユーザー名>
ここまでできたらシステムを再起動。
再起動後に,
$ sudo /usr/local/sbin/gpib_config
を実行する。
これはどうやら私の環境では毎回やらないとダメかもしれない。
udevの設定がうまくできればやらなくていいはず。
これで完成。
2023/03/15追記
上の手順の最後,
$ sudo /sbin/ldconfig
を忘れると,
error while loading shared libraries: libgpib.so.0: cannot open shared object file: No such file or directory
とか言われます。
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